『大日本古文書』などの蔵書をお譲りして頂きました。

千葉県印西市のお客様からご依頼を頂き、出張買取にお伺い致しました。

今回のお客様は、お家の改築による引越しで過去に買い揃えてきた蔵書を整理されたいとのご相談でした。
事前のお電話で「詳しい冊数ははっきりしないけど1000冊は超えるかも…」とお聞きしていましたので、ダンボールを多めに用意してお伺いしました。
実際に蔵書を拝見させて頂くと、ご家族の皆さん読書家と言われるとおり、かなりの量の書籍があり、読書の趣味がご家族で全員違っていたそうで、幅広いジャンルの書籍を多くお持ちでした。

そんな、今回お譲り頂きました蔵書の中からご紹介する書籍は『大日本古文書』です。

『大日本古文書』は、東京大学史料編纂所が編纂・刊行している日本史の古文書集です。
内容は、正倉院文書を中心に古文書を年代順に収録した「編年文書」、古代から中世の古文書を所蔵者ごとに収録した「家わけ文書」、幕末の外交関係の文書を集めた「幕末外国関係文書」の三種類があります。
1901年（明治34）の刊行開始から120年になりますが、古文書は新たに発見されるものもあるため、今現在も未完となっています。

お譲りして頂いた『大日本古文書』は、明治発行のものから昭和のものまで30冊以上ございました。
仕事柄、明治時代の書籍など、発行されてから100年ほどの書籍は割と拝見させて頂きますが、今回お譲りして頂いた書籍は明治発行とは思えないほど状態が良いものが多く、大事にされてきたことが伺われる蔵書でした。
また、こういった書籍ですと古書市場ではまとめてお探しの方が多いため、一度にまとめてお譲りして頂けるのは大変ありがたかったです。

他にも贈答品で使われていなかったタオルや食器、置物なども一緒に買受けさせて頂きました。
冊数が多いと運ぶ手間などがあり、梱包材の準備も一苦労なので、自宅まで出張で来てもらってとても助かったとお客様から感謝されてとても嬉しかったです。

今回のように発行されてから年月が経っている書籍でも、当店では一点ずつ丁寧にご査定させて頂いたうえで買取金額をご提示させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください！