『日本の文様』などの蔵書をお譲りして頂きました。

  • 日本の文様
買取品目
美術書
買取方法宅配買取
お住まい千葉県 船橋市

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

千葉県船橋市のお客様から、蔵書の買い取りのご依頼を頂きました。

今回のお客様は、広告やWEBデザインなどのお仕事をされているとのことで、査定させて頂いた書籍も主にアート書やデザイン関連の書籍が中心でした。

その中から今回ご紹介する書籍は、『日本の文様 全33巻』です。

光琳社出版から発行された本書は、菊や梅、牡丹などの植物をモチーフに作られた文様を、30冊と別巻3冊でまとめた全33冊からなるシリーズです。
デザイン関係のお仕事をされている方にはポピュラーな書籍で、当店でも何度か取り扱っておりますが、個別でお持ちの方がほとんどのため別巻まで全て揃ってお持ちの方は珍しく、今回高く評価をさせて頂きました。

「文様」は、器物や衣類に装飾的効果を上げるためにものの表面につけられる図形のことを指し、「模様」と同じような意味です。
その歴史は古く、地域を問わず古代エジプトのワニやカバがモチーフになった装飾や、古代ギリシアの伝統的モチーフのパルメット文様やロゼット文様などがあり、日本でも縄文時代の土器の縄模様があります。

その後の日本の文様文化は、植物などをモチーフとして日本の伝統や四季を取り入れながら沢山の文様が生まれ、江戸時代に松竹梅などの有名な文様が、吉祥を求める多くの需要から様々なところで使用され発展するなど、その文様が生まれた歴史的背景や日本の伝統文化の奥深さが見えてくるところも面白いです。

現在でも、衣類や室内装飾など幅広く使用される日本の伝統文様ですが、その高いデザイン性から海外からも評価され、実際に商品のデザインに採用されています。

お客様も、デザインのお仕事をされる際に参考にされてきたそうで、行き詰った時にはこの本に何度も助けられたと仰っていました。

様々な植物や自然をモチーフにした日本の伝統文様は、日本ならではの多様な美しさを表していると思います。
伝統的なデザインでありながら、そのシンプルさからか古臭さを感じさせない不思議な魅力があるデザインですね。

当店では、デザイン関連などの専門的な書籍も買取致しますので、お気軽にご連絡ください。


よろしければシェアお願いします

2021年6月に投稿したみつばち書店の記事一覧

この記事のトラックバックURL

みつばち書店 出張買取対応エリア

千葉県を中心に承っております。詳しくは対応エリアをご確認ください。