『関口知宏の鉄道の旅シリーズ』他多数の書籍を買取致しました。

千葉県佐倉市のお客様より、書籍の買取をさせて頂きました。

今回のお客様は旅行が趣味とのことで、単行本・文庫本・実用書・雑誌など幅広い書籍を送って頂きましたが、旅行を題材にした紀行本が多くありました。
国内外問わず、様々な地域の旅行記の作品があり、お客様は実際に本で読んだ土地へいくつも足を運んだそうです。

紀行本は、旅行で体験したことなどを基にしたノンフィクションの作品を指しますが内容による分類もされていています。
著者自身の体験を綴った「旅行記型」、歴史や食文化などのテーマを絞った「テーマ型」、特定の国や都市に深い造詣や思い入れがある著者による紹介をしている「ガイド型」、旅行体験の記述に文学的要素が強い「文学型」、実地調査や研究をまとめた「学術型」に分けられていて、同じ紀行本でも様々な需要に応えていて、高い人気のジャンルになっています。

現在の情勢では、外国旅行はもちろん、国内旅行にもなかなか行きづらいですが、こういった書籍でいつかまた旅行を楽しめるときのための予習をしているのも楽しいかもしれません。

今回お譲りして頂きました書籍の中からご紹介する作品は、『関口知宏の中国鉄道大紀行』などの鉄道シリーズです。

本書は、NHKBSで人気だった鉄道の旅シリーズ番組の模様をまとめた書籍です。
番組は2004年放送の第一弾「列島縦断12,000kmの旅-最長片道切符でゆく42日」から人気となりシリーズ化され、ドイツ・ヨーロッパ・中国と長年にわたって鉄道の旅をされました。
鉄道旅がメインの番組でしたが、関口知宏さんは海外留学の経験があり英語でのコミュニケーションもとれることから、海外の方との交流も魅力的で、他の旅番組とは少し違った魅力があった面白い番組でファンも多いです。

関口知宏さんと言えば、司会者などで有名な関口宏さんの息子さんですね。
俳優としても活動して様々な作品に出演されていますが、鉄道旅のイメージが強く、俳優としての活動を知らない方もいるかもしれません。

とても多才な方で、バンド活動をされていることから出会いの中でギターを弾いたり歌われたりして現地の方と交流しています。
また、この書籍のイラストはご本人が旅の先々で描かれたもので、どれもとてもお上手で、楽しくあたたかい感じのイラストは雰囲気があって私は好きです。
添えられたコメントも関口さんの人となりが出ているなぁと感じられ、どの地の方とも打ち解けられるのもうなずけます。
紀行本として面白いのはもちろんですが、手元に置いて、時々手にとってペラペラっとめくりたくなる、そんな不思議な魅力のある書籍です。

当店では、紀行本なども買取をさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。