『奥田元宋画集』他多数の美術書を買い受け致しました。
買取品目 | |
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美術書 | |
買取方法 | 宅配買取 |
お住まい | 千葉県 白井市 |
最寄り駅 | 西白井 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
千葉県白井市のお客様からご依頼を頂き、書籍の買取を致しました。
今回のお客様は、メールでのお問い合わせの際に画集などの美術の専門書を多く所有していて、今では手に入らない貴重な書籍も含まれているでしっかりと査定したうえで買取金額を提示して欲しいとのご希望でした。
その為、査定にお時間が掛かる可能性がある旨を伝え、宅配便を利用しての買取査定をご利用して頂きました。
当店に送って頂いた蔵書はどの書籍も状態が良く、部数限定発行の珍しい書籍もあり、収集にかなり苦労されてきたのが伺えるお品ばかりでしたので、丁寧にご査定させて頂きました。
提示させて頂いた買取金額にも満足して頂けて、とてもありがたい買取となり感謝致します。
沢山の美術書をお譲りして頂きましたが、その中から今回ご紹介する一冊は『奥田玄宗画集』です。
『奥田元宗画集』は、1990年に読売新聞社より限定800部限定で発行された、日本画家の奥田元宗の画集です。
限定発行ということもあり、30cmを超える高さに5cmほどの厚さの大ボリュームで、装丁も立派です。
日本画家というと恥ずかしながら絵に関して無知な私は、横山大観と東山魁夷の両名くらいしか名前が出てこないのですが、お調べしたところ奥田玄宗も有名な画家のようで文化勲章も受章しています。
奥田元宗は戦後に活躍された日本画家で、風景画を通して日本画の新たな表現を模索し続け、独特な赤色で描かれた紅葉などの作品は「元宗の赤」と呼ばれ、自然の風景の赤の表現は彼の代名詞となっています。
今回の画集にも色鮮やかな赤を使用した作品がたくさん収録されており、思わず見とれてしまう不思議な魅力がある作品ばかりでした。
また、奥田元宗の奥様は人形作家をされている奥田小由女で、彼女も2020年に人形作家として初めて文化勲章を受章しており、夫婦での受章は史上初めてだそうです。
お二人の故郷である広島県三次市に夫婦の名前を冠した「奥田元宗・小由女美術館」があり、日本画と人形を同時に鑑賞できるようになっているらしいので、一度は見に行ってみたいです。
今回は、貴重な書籍の数々をお譲りして頂きありがとうございました。
当店では、限定販売などの貴重な書籍も丁寧にご査定をさせて頂き買取金額をご提示致しますので、お気軽にご相談ください!