『つげ義春初期短篇集』を買取させて頂きました。
買取品目 | |
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コミック | |
買取方法 | 宅配買取 |
お住まい | 東京都 杉並区 高円寺 |
最寄り駅 | 高円寺 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
東京都杉並区高円寺のお客様よりご依頼を頂き、書籍を買取させて頂きました。
今回のお客様は、数年前に亡くなられたお父様の遺品の整理の際に出た書籍の処分に、当店に査定のご相談を頂きました。
お父様はかなりの読書家だったそうで蔵書量が多く、国内外を問わず幅広いジャンルの書籍をお持ちだった為、段ボール箱に査定希望の書籍を詰めて宅配便で送るだけの手軽さに惹かれ、当店の宅配買取を選んだそうです。
送って頂きました書籍は、発行からだいぶ年数が経っていましたが、どの書籍も大事にされてこられたのが伺われる状態が良いものがほとんどでしたので、高い評価をさせて頂きました。
査定させて頂いた書籍は、小説などの文芸書が中心でしたが、いくつかコミック本も含まれており、中には珍しい書籍もございました。
その中から、今回ご紹介する一冊は『つげ義春初期短篇集』です。
本書は、日本の漫画家「つげ義春」の初期短篇集で、1969年(昭和44年)に幻燈社より1500部限定で発行された希少な書籍です。
貸本漫画で作品を発表していたころの「どくろの秘密」「なぜ殺らなかった」などが収録されています。
つげ義春は、「ねじ式」が非常に有名で、その前衛的でシュールな作風が多くの批評を受け、後の漫画界に大きな影響を与えましたが、貸本時代の作品は白土三平や手塚治虫などの影響を感じられるものが多いそうです。
探偵や推理ものをいくつか発表していますが、暗いタッチの作風が当時の貸本の主要読者の小学校高学年~中学生には不評だったそうで、出版社からはもっと明るい作風を求められたというエピソードが残っています。
現在では、シュールな世界観の作風で熱狂的なファンも多く、芸術的な漫画家として高い評価を受けていますが、こういった初期の作品からどのように現在のような作風になっていったかをたどっていくと、より深くつげ義春の作品を楽しむことが出来ますね。
みつばち書店では、部数限定発行などの貴重な書籍も多く取り扱いさせて頂いておりますので、査定には自信があります。
そんな書籍の処分をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください!