『呉清源打込十番碁全集 全5巻セット』をまとめて買取しました。　

茨城県鹿嶋市にお住いのお客様からご依頼を頂き、書籍を買取りしました。

当店では、小説などの文芸書以外にも、様々なジャンルの書籍の買取のご依頼を普段から多く頂いています。
お仕事で使われていた専門書や学術書から、趣味のために集めた実用書まで、幅広いジャンルが取り扱い可能となっております。

今回のお客様も、趣味のために集めた実用書が不用になっているので処分をしたいと、当店の買取査定にご相談をくださいました。
お客様は囲碁がご趣味とのことで、関連の専門書を長年にわたり買い揃えてきたそうですが、冊数が多くなり読む機会がほとんどないものも出てきて、本棚のスペースがもったいないと思い、処分を決められたそうです。

収集に苦労してきたので手放すのは少し惜しい気がしたけど、読まないでおくのは本に悪いと思い今回決断されたとのことでしたので、お客様の期待に応えられるように気合を入れて査定をさせていただきました

そんな、今回お譲りして頂きました書籍の中から、ご紹介したい書籍は『呉清源打込十番碁全集 全5巻セット』です。

本書は、1979年に講談社から発行された書籍で、中国福建省出身の囲碁棋士「呉清源」の来日50周年を記念して出版された全集です。
囲碁の書籍は当店でも普段から多く取り扱っておりますが、やはり入門書などが一番多く、今回のような棋譜を集めた書籍は少し珍しいです。

また、全巻セットはもちろん付録の月報もそろっている大変良い状態でしたので、今回は高く評価をさせて頂きました。

呉清源は昭和に活躍した囲碁の棋士で、スピードを重視した「新布石」と呼ばれる新しい囲碁の布石を生み出し、他にも数々の新手法を生み出したことや十番碁における圧倒的な戦績から「昭和の棋聖」と呼ばれました。

1984年の引退後も研究会の活動を続け、「21世紀の碁」を提唱し、多くの現役棋士に影響を与え、2012年に『週刊碁』の企画で行われた「尊敬する棋士、好きな棋士」のアンケートでは第1位に選ばれるなど、現在でも高い人気の棋士です。

私自身は囲碁はあまり詳しくないのですが、より強くなりたい方はこういった書籍で勉強してみるのもいいかもしれませんね

みつばち書店では、ジャンルを問わず専門書も幅広く買取を強化しております。
大事な書籍の次の読者探しは、みつばち書店が全力でお手伝いします！