『江戸火消錦絵集』を買い取りしました。
買取品目 | |
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画集 | |
買取方法 | 宅配買取 |
お住まい | 東京都 江東区 |
最寄り駅 | 木場 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
東京都江東区にお住いのお客様より、書籍を買い取りさせて頂きました。
今回のお客様は、不用になった書籍の処分のために当店の買取査定を利用したいとご連絡をくださいました。
買取希望の書籍は、国内外の文芸書の単行本や文庫本が中心とのことでしたの、今回は事前にメールで画像を送って頂き書籍の状態や内容を確認したうえで、宅配便を利用しての査定をご案内させて頂きました。
実際に送って頂きました書籍には少し珍しいお品も含まれていて、その中から今回注目したご紹介したい一冊は『江戸火消錦絵集』です。
本書は、1975年に岩崎美術社より発行された江戸時代の消防組織「火消」の錦絵をまとめた書籍です。
江戸時代は、「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉があるとおり、頻繁に大きな火災が発生していて、火事は木造建築の建物ばかりの時代には大きな社会問題だったそうです。
特に、明暦3年(西暦1657年)の「明暦の大火」は、江戸城天守閣も焼失した江戸時代最大の被害を出した大火で、その後の都市計画や消防制度に大きな影響を残しました。
そんな、江戸の火消と錦絵に何の関係があるのかと思うかもしれませんが、江戸時代を代表する浮世絵師の歌川広重は「江戸消防絵巻」や「江戸消防錦絵」などの作品を残しています。
広重の名前は5代続いていますが、そのうち初代と2代目は火消同心の家に生まれていて、初代は一時期父の跡を継いで火消同心を勤めていたこともあったそうなので、火消という仕事に思い入れがあったのかもしれませんね
浮世絵や錦絵などの江戸時代の絵についてまとめた書籍は多くありますが、火消にスポットを当てた一風変わった作品ということもあり珍しかった為、今回は高く評価をさせて頂きました。
みつばち書店では、画集もジャンルを問わず取り扱いが可能となっております。
処分をお考え中の方は、お気軽にお問い合わせください!