『豊饒の海 全4巻セット』をお譲りして頂きました。
買取品目 | |
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小説 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 千葉県 市川市 八幡 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
千葉県市川市にお住いのお客様よりご依頼を頂き、小説などの文芸書を買取しました。
今回のお客様は、長年買い揃えてきた蔵書がかなりの冊数になっていて本棚が手狭になってきたため少し減らそうと考え、当店に買取査定のご依頼をくださいました。
実際にお邪魔して拝見しました蔵書の量は、事前のお話での私の想像を超える量で少し査定にお時間が掛かってしまいましたが、じっくりと査定させて頂きました。
お客様は初めて書籍の買取をご利用の方で、ずっと大事にしてきた蔵書を手放すのに少し躊躇があったけど、しっかりと査定して買取金額を提示してもらえたので、みつばち書店に頼んで良かったと喜んで頂け、嬉しい買取査定となりました(*^^*)
今回の買取査定でお譲りして頂いた書籍の中からご紹介します書籍は、『豊饒の海 全4巻セット』です。
本書は、文芸雑誌『新潮』で連載された作品の単行本化作品で、1969年から71年にかけて新潮社より刊行された、三島由紀夫最後の長編作品です。
『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の4巻構成で、20歳で亡くなる主人公が輪廻転生して次の巻の主人公になるという流れになっています。
第1巻の『春の雪』は、2005年に妻夫木聡さんと竹内結子さんの主演で映画化されて話題となった為、知っている方も多いかもしれません。
発表当時三島自身がこの作品を「世界解釈の小説」と評し、また最終巻の『天人五衰』の入稿日に市ヶ谷駐屯地でのクーデターで割腹自殺したこともあり、その経緯から三島の死と関連付けて語られることが多い作品です。
他の三島作品は短めながら本作は全4巻のボリュームがあり、発表背景からテーマが重く感じられ少し敬遠されがちな本作ですが、1巻ずつ物語は完結しているので一気に読む必要はないので、時間に余裕があるときなんかに挑戦してみるのも良いかもしれませんね
みつばち書店では、年代や書籍のジャンルを問わず取り扱いが可能となっています。
お客様の大事にされてきた書籍の次の読者探しに、是非当店のご利用をご検討ください(^^)/