『遠山啓著作集』をまとめて買取しました。

  • 遠山啓著作集まとめ
買取品目
数学書
買取方法宅配買取
お住まい東京都 北区
最寄り駅板橋

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

東京都北区にお住まいのお客様からのご依頼で、書籍を買取しました。

今回のお客様は、ご自宅の整理で過去に買った書籍の処分を検討していたところ、当店の宅配買取を見つけ興味を持ってご連絡をくださったそうです。
当初は古書店へ直接持ち込みも考えていたそうですが、数量が多かったため手間がかかり、また蔵書のジャンルが多岐に渡るため、異なるジャンルでもまとめてしっかりと査定が可能な買取店を探して、最終的に段ボール箱に本を詰めて宅配便で送るだけの手軽なところが魅力と感じて、当店の宅配買取を選んでくださいました

送って頂きました買取を希望の書籍は、小説などの文芸書の他に、珍しい専門的な書籍も含まれていました。
その中でも、今回注目しましたご紹介したい書籍は『遠山啓著作集』のセットです。

遠山啓著作集まとめ

本書は、1970年代後半から太郎次郎社から発行された、日本の数学者の遠山啓(とおやまひらく)の著作集です。
今回の買取では、『数学教育論シリーズ 14冊』『数学論 8冊』『教育論シリーズ 5冊』の、計27冊をまとめてお譲りして頂けましたので、特に高く評価をさせて頂きました。

遠山啓は、数学者として東京工業大学の教授などを務めていましたが、数学教育に関する民間教育団体「数学教育協議会」の初代委員長でも知られています。
これは、遠山の長女が持って帰ってきた算数のテストの成績がひどく悪いの知り、授業参観して当時行われていた小学校での算数教育に疑問を持ち、児童の計算力の低下や論理的思考の意欲低下に危機感を感じた数学者によって結成された団体です。

提唱した「水道方式」と呼ばれる、計算方法の最も基礎的な概念・手順を効率良く理解させるための理論は特に有名で、1を「タイル」という正方形の小さな四角で表わし視覚的にとらえさせることで数の十進構造をわかりやすくして、現在の算数教育にも大きな影響を残しています。

こういった業績から、遠山啓は未就学児から小学生向けの算数の学習書も多く出版されていて、こちらは当店でも何度か取り扱っていますが、今回は珍しい著作集を複数シリーズまとめてお譲りして頂け、有り難い買取でした(^^)

みつばち書店では、専門的な学習書も多く取り扱い実績があり、査定には絶対の自信をもっています。
そんな書籍の処分をご検討中であれば、まずは一度当店までご連絡下さい!


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