『角川 古語大辞典』を買い取りしました。
買取品目 | |
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辞典 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 千葉県 千葉市稲毛区 |
最寄り駅 | 稲毛 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
千葉県千葉市にお住まいのお客様のご自宅へ、書籍の買い取りにお邪魔しました。
今回のお客様は、ご自宅の整理を行った際に、これまで大切にされてきた蔵書の数を少し減らそうと思い、当店の買取査定を選んで頂いたそうです。
お邪魔する前に、あらかじめ大まかな査定希望の書籍の内容をお聞きしたところ、小説などの文芸書の他に、仕事の関係で買い揃えてきた専門的な書籍もいくつか含まれているとのことでした。
実際に拝見しました書籍は、どれも大事にされてきたことが伺われる状態が良いものばかりで、お客様の読書好きがわかる内容で、一点ずつ丁寧に査定作業を行わせて頂きました。
今回の買取査定でお譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介する書籍は『角川古語大辞典』です。
本書は、角川書店から発行された古語辞典で、1982年の第1巻から1999年発行の第5巻までの全5冊の大ボリュームの辞典です。
角川書店を代表する古語辞典として、20余年間にわたる編集作業を経て刊行された古語辞典の最高峰といわれ、あらゆる古語辞典の中でも日本最大の収録語数の10万余語が収録されています。
収録されている語は、当時の最新の研究成果を盛り込み、法制語・経済語・通言・隠語まで収録されていて、また従来の辞典では対象外とされていた人名や地名などの固有名詞についても用例などを示しながら説明している、百科事典的な面もあるのが特徴です。
いわゆる「古語辞典」と呼ばれる辞典には、「古語辞典」と「全訳古語辞典」と2種類がありますが、今回のものは「古語辞典」に分類されます。
一方「全訳古語辞典」と呼ばれる方は、用例全文に現代語訳がつけられているもので、現代語訳を施す分、収録語数が抑えられているものが多いのが特徴です。
学生時代に授業などの参考書に古語辞典にお世話になった方が多いと思いますが、おそらく初学者向けに編纂されている「全訳古語辞典」の方を使用していたのではないでしょうか。
ネットなどでおすすめの古語辞典を検索しても、基本的に全訳古語辞典を紹介しているので、「古語辞典」はあまり一般的ではないのかもしれませんね(-_-;)
しかし、『角川古語大辞典』には日本語の成り立ちと歴史、語の変遷の詳説、適切な用例などについて、専門家の集団討議を経た確かなものが収録されていて、より深い学習の手助けになる辞典となっています。
みつばち書店では、辞典などの学習書も買取対象となっています。
発行から年数が経ってしまっていても買取可能な書籍もありますので、まずは一度当店までお気軽にお問い合わせください!