『黒川紀章著作集 全18巻セット』を買取しました。

東京都にお住まいのお客様からのご依頼で、書籍を買取しました。

今回のお客様は、読まなくなって不要になってしまったご実家の蔵書を整理したので買取をお願いしたいと、当店の買取査定をご利用してくださいました。

買取をご希望の書籍は、国内の作家の文芸書が中心とのことでしたが、他にも両親が集めた専門的な書籍があるけど価値がよくわからないのでまとめて見てほしいとのご希望でした。
そのため、今回は事前にメールで書籍の画像を送って頂き、状態や内容を簡単に確認した上で、宅配買取のご案内をさせて頂きました。

実際に拝見しました書籍は、発行年数が経っている書籍でも状態が良く、また全集などはしっかりと全巻揃っていることから、今回は高く評価させて頂きました。

今回お譲りして頂いた書籍の一部からご紹介するのは『黒川紀章著作集 全18巻セット』です。

本書は、2006年に勉誠出版から発行された、日本を代表する建築家の一人・黒川紀章の建築論、都市論、思想、対談、エッセイなど、主要な著作をまとめた著作集です。

今回は、全18巻をセットでお譲りして頂けました

お客様のご両親は、過去に大学か図書館からの除籍本を古書店で購入されたそうで、管理シールと蔵書印がある書籍でしたが、専門的なこともあり古書市場でも珍しいところから、今回は高く評価をさせて頂きました。

黒川紀章は、国立新美術館や豊田スタジアム、国外ではオランダのゴッホ美術館別館、マーレシアのクアラルンプール国際空港の設計を手掛けた世界的に活躍した建築家ですが、思想家としても多くの著作を残し、その中でも特に有名な『共生の思想』は翻訳され世界的にも有名です。

2007年に亡くなっていますが、最近でも4月から解体が行われている、初期の代表作のひとつ「中銀カプセルタワービル」が、その建築的価値を残すために最新のスキャン技術などを使用して建物全体を3Dデータで保存するプロジェクトが行われるなど、現在でも残された建築物は時代を超えて愛され続けています。

みつばち書店では、全集などのシリーズ作品の書籍の買取を強化しております。
また、除籍本なども取り扱い可能ですので、まずは一度当店までお気軽にお問い合わせください！