『田中総理　初の訪中記録』をお譲りして頂きました。

千葉県袖ヶ浦市にお住まいのお客様からご依頼を頂き、書籍の買取にお邪魔しました。

今回のお客様は、ご自宅の整理の際に出た不用品をまとめて処分したいと、当店の買取査定にご相談をくださいました。
買取をご希望の書籍は、小説などの文芸書の単行本や文庫本を中心に数千冊になるとのことでしたので、今回は梱包材をいつもより多めに用意して買取にお邪魔しました。

実際に蔵書を拝見しますと、文芸書以外の書籍もいくつもあり、中には現在では新刊では入手が出来ない絶版の書籍も含まれていました。
そんな珍しい貴重な書籍を何冊もお譲りして頂き、ありがたい買取査定でした。

今回は写真集などもいくつか買取しましたが、その中から私が気になったご紹介したい一冊は『田中総理　初の訪中記録』です。

本書は、昭和47年に株式会社博進堂から発行された書籍で、田中角栄が現職の総理大臣として初めて北京に訪問した際の記録写真が収録されている少し珍しい写真集です。

田中角栄と当時の外務大臣の大平正芳が、周恩来と食事をしている様子も写真に収められています。

今年2022年は、1972年9月に日中共同声明を発表された日中国交正常化から50年という節目の年で、それを記念したイベントなどが全国各地で行われています。
ご時世の関係もありオンラインでの開催が多いですが、スポーツや食文化、音楽などを通じて両国の友好促進を図るイベントから、美術展など幅広い催しものが開催されていますね(^^)

終戦から33年目の国交回復に到るまでには様々な問題があったそうですが、戦後の日本の大きな転換点の一つである田中角栄の中国初訪問の貴重な資料で、改めてみますとかなり興味深い一冊ですね

そんな貴重な書籍ですが、当時の販売価格も結構な値段をしていることもあり、装丁も凝った作りをしていて、発行から年数が経っていても比較的きれいな状態で保管されていて、ありがたい買取査定でした。

みつばち書店では、報道写真などの専門的な写真集の買取も大歓迎です。
海外の写真家の洋書などでも買取可能ですので、お気軽にご相談ください！