『中村草田男全集』を買取しました。

千葉県長南町にお住まいのお客様からご依頼を頂き、書籍の買取査定にお邪魔しました。

今回のお客様は、ご自宅のリフォームを予定しているため不要な書籍を処分したいと、当店の買取査定にご相談を下さいました。
ご家族揃って読書が好きで、処分を予定している書籍が数千冊になるとのことでしたので、今回はいつもより人員を増やして気合を入れてお邪魔させて頂きました

実際に拝見しました蔵書は、日本人作家の小説作品などの文芸作品が中心で、ジャンルを問わず幅広い作品があり、お客様の読書好きがよく分かる大量の冊数でした。
年代も幅広く、中には発行から年数が経っていて傷みがある書籍もありましたが全体的に状態が良いものが多く、大事に読んでこられたんだろうなと思いました。

状態が比較的良かったことと、大量の冊数をまとめてお譲りして頂いたところから今回は高く評価させて頂きましたが、お客様からも思っていた以上の高値で引き取ってもらえ不要な書籍がスッキリして嬉しいと喜んで頂けました

今回買取しました書籍の中からご紹介したいお品は『中村草田男全集』です。

こちらの全集は、1984年から91年にかけてみすず書房から刊行された、日本の俳人・中村草田男の全集です。
今回は、全18巻と別巻の全19冊のセットで、さらに月報などの付属品もしっかりと揃っていたこともあり、高く評価させて頂きました。

代表的な句の「蟾蜍（ひきがえる）長子家去る由もなし」や「降る雪や明治は遠くなりにけり」などが収録されている第１句集の『長子』の他に、エッセイや評論、対談集、俳句入門など様々な作品がまとめられている全集で、中村草田男のファンはもちろん、俳句ファンにもたまらない作品なのではないでしょうか

また、やはり全集の買取依頼では小説などの文芸作品の全集が多いですが、少し珍しい俳人の全集というところもプラスの評価のポイントでした。

みつばち書店では、全集などの冊数が多く本棚を埋めがちなシリーズ作品の買取も大歓迎です。
引っ越しやリフォーム、遺品整理などの大量買取にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい