『名作歌舞伎全集』を買取しました。

千葉県酒々井町にお住まいのお客様のご自宅へ、書籍の買取にお邪魔しました。

今回のお客様は、ご自宅のリフォームのために不要な書籍をまとめて買い取ってもらいたいと、当店の買取査定にご依頼を下さいました。
ご家族揃って読書が趣味で、買取希望の書籍が数千冊になるとのことでしたので、今回は段ボール箱をいつもより多めに用意してお邪魔させて頂きました(^^)/

買取をご希望の書籍は、国内の作家の文芸作品が中心で、単行本や文庫本がジャンルを問わず大量にありました。
壁一面が本棚になっているお部屋があり、壁いっぱいに本がぎっしりと収められていて、読書愛が伝わってきて、同じ読書好きとして思わず嬉しくなって共通の好きな作家のお話でついつい盛り上がってしまいました

そのため、査定に少しお時間を頂いてしまいましたが、お客様には買取金額にも納得して頂け、みつばち書店に頼んで正解だったと嬉しいお言葉も頂け、ありがたい買取査定でした(*^_^*)

今回お譲りして頂いた書籍の中からご紹介する書籍は『名作歌舞伎全集』です。

本書は、東京創元社より1968年から73年にかけて刊行された歌舞伎の脚本全集で、全25巻で構成されています。
今回は、不揃いではありましたが12冊をセットでまとめてお譲りして頂きました。

全巻が函入りだったことから、書籍本体の状態が良く、また月報もしっかりと付属されていたため、高く評価させて頂きました。

こちらの全集の月報は、八代目坂東三津五郎が「芸談」と題して書き下ろした文章が収録されていて、親の七代目坂東三津五郎をはじめ、六代目尾上菊五郎、初代中村吉右衛門など、当時の歌舞伎界のスーパースターとのエピソードが綴られていて、舞台の様子なども伺うことができる貴重な資料となっていて、この月報の付属の有無で評価が変わってきます。

歌舞伎というと、伝統芸能でなんとなく難しそうで敷居が高いイメージがあり、興味はあるけど実際に観に行くとなると難易度が高いかもしれません。
最近では演目を観ながら解説を聞くことが出来る「イヤホンガイド」というサービスもあり、歌舞伎に慣れてない方も楽しめる工夫が増えてきて、初めて観る方も多くなっているそうです。

本書は、入門者向けとは言えないかもしれませんが、歌舞伎を楽しむためには大まかなストーリーとセリフがわかるとより深く楽しむことができるため、さらに踏み込んで楽しみたい方にはおすすめの全集となっています。

みつばち書店では、文芸作品の全集以外にもあらゆるジャンルの全集を買取しております。
冊数が多く本棚のスペースを取りがちな全集は、処分をお考えの方が多いと思いますので、お気軽にご相談ください！