『定本 柳田國男集 全36冊セット』を買取りしました。
買取品目 | |
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全集、民俗学書 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 千葉県 九十九里町 |
最寄り駅 | 東金 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
千葉県九十九里町にお住まいのお客様のご自宅へ、書籍の買取りにお邪魔しました。
今回のお客様は、過去に買い揃えてきた書籍の処分のために、当店の買取査定をご利用してくださいました。
書籍と一緒に、不用品も可能であれば査定をして欲しいとのご希望でしたので、今回は感染症対策を万全にして、直接ご自宅へお邪魔して査定作業を行いました。
実際に拝見しました買取希望の書籍は、主に日本人作家の文芸作品で、単行本や文庫などで数千冊はありました。
ジャンルを問わず幅広い作品があり、お客様の読書愛が感じられる蔵書でした。
書籍の内容や状態をしっかりと確認して査定させて頂き、お客様にも満足して頂く買取が出来ました
今回の買取査定でお譲りして頂きました書籍の中から、ご紹介するお品は『定本 柳田國男集 36冊セット』です。
本書は、1962年から71年にかけて筑摩書房から刊行された作品で、全31巻+別巻5巻の計36冊セットの大ボリュームの全集です。
今回は全36巻セットで、さらに月報も揃った良い状態でお譲りして頂けたため高く評価しました。
購入から年数がかなり経っていることもあり、外函には破れなどの強めの傷みがありましたが、書籍本体は比較的キレイな状態で、通読には問題がなかったです
柳田國男は、日本民俗学の創始者として知られ、岩手県遠野地方の伝承を記した『遠野物語』は知っている方も多いのではないでしょうか。
そんな民俗学者・思想家の面が有名ですが、農政官僚や、貴族院書記官長という現在の役職では参議院事務総長に当たる役職に就いていた経歴もあります。
そんな柳田國男ですが、幼少期に体験した飢饉と、後に見聞きした庶民の暮らしや間引き慣習の悲惨さに強い衝撃を受け、名もなき人々の歴史や文化を明らかにしたいと考え、郷土研究の重要性を説きました。
生涯をかけて「世のため人のための学問」を追求し、日本の近代化の担い手として活躍し、残された伝統文化を記した数々の著書は現在でも読み継がれています。
民俗学というと難しそうな印象を受けるかもしれませんが、こちらの全集では全国の地名や方言についての研究、その土地土地で伝承されている民謡など多岐に渡っていて、どれかひとつは興味が湧く内容があるかもしれません
みつばち書店では、専門的な内容の全集作品も取り扱い可能です。
大量買取も大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせ下さい!