『新釈漢文大系』を買取しました。

  • 新釈漢文大系まとめ
買取品目
中国古典
買取方法出張買取
お住まい千葉県 芝山町
最寄り駅成田空港

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

千葉県芝山町にお住まいのお客様からご依頼を頂き、書籍の買取りにお邪魔しました。

今回ご依頼をくださったお客様は、過去にお仕事で使用していた書籍が退職に伴って不用になったため、まとめて買い取ってもらいたいと当店の買取査定にご相談をくださいました。

お客様は学校の先生を勤められていたとのことで、担当していた国語に関する専門的な書籍が特に多くありました。
いくつかは知り合いや同僚の方に譲ったあとで残り物だと謙遜されていましたが、それでもなかなかの冊数で内容も充実していて、ありがたい買取となりましたicon_razz.gif

今回の買取査定でお譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介したいお品は『新釈漢文大系』です。

新釈漢文大系まとめ

本書は、明治書院から発行されている中国古典の全集で、今回は『論語』『礼記』などをまとめて10冊お譲りして頂きました。

『新釈漢文大系』は、1960年発行の第一巻『論語』から、2018年まで58年かけて全120巻が発行されていて、岩波書店の『日本古典文学大系』、筑摩書房の『現代日本文学大系』と並んで、「三大文学全集」と呼ばれています。
この偉大な業績から、毎日出版文化賞、菊池寛賞を受賞しています。

明治書院は、本書のような漢文のほかに国文など、国語関連の研究書を中心に取り扱っている出版社のため一般にはあまり馴染みがないかもしれませんが、高校の国語の教科書も明治書院出版のものなので実はよくお世話になっている出版社だったりします。

これは、創業者の三樹一平が小学校の教師を勤めていた経験から「教科書の不備や、新時代にふさわしい教材の不足を痛感する。国語漢文の教科書発行を経営の柱として出版社を立ち上げよう」という、教育者としての信念があったからだそうです。

最近では実用的な学問が主流になってきて、古文や漢文は不要ではないかという議論が頻繁に起こっていますが、日本語のルーツである漢文を後世に伝えていくために著者、監修者、編集者とたくさんの方が心を砕き作られている全集です。

研究者や学生に人気のシリーズで現在でも新刊が入手可能ですが、函入で豪華な装丁をしていて、特殊な文字を使う関係から印刷所も限られていることから一冊でもかなり高価で中古の需要も高いため、今回は高く評価させて頂きました。

みつばち書店では、学校の先生などに向けた専門的な書籍も取り扱いが可能です。
一冊ずつ丁寧に査定して買取金額をご提示しますので、処分の際はぜひ当店をご利用くださいicon_wink.gif


よろしければシェアお願いします

2022年12月に投稿したみつばち書店の記事一覧

この記事のトラックバックURL

みつばち書店 出張買取対応エリア

千葉県を中心に承っております。詳しくは対応エリアをご確認ください。