『梶井基次郎全集 全3巻セット』を買取しました。
買取品目 | |
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全集、小説 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 茨城県 取手市 |
最寄り駅 | 取手 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
茨城県取手市にお住まいのお客様からのご依頼で、書籍の出張買取にお邪魔しました。
今回買取査定のご依頼をくださったお客様は、年末の大掃除の際に整理した不要な書籍をまとめて買い取ってもらいたいと、当店の買取査定にご相談をくださいました。
当初は古書店への持ち込み査定を考えていたそうですが、冊数が思った以上に多くなり困っていたところ当店の出張買取を見つけてご連絡をくださったそうです。
今回はご自宅へ直接お邪魔して査定を行わせて頂きましたが、実際に拝見しました蔵書は日本国内の作家の文芸作品がジャンルを問わずにあり、事前のお話の通りかなりの冊数でした。
発行から年数が経っている書籍も多く、多少の経年の傷みは見られましたが通読には問題がありませんでした。
画像は、今回お譲りして頂いた書籍から『梶井基次郎全集 全3巻セット』です。
本書は、1959年に筑摩書房から発行された日本人作家の梶井基次郎の全集で、今回は1966年に発行された再刊のものをお譲りして頂きました。
発行からの年数が50年以上に経っているので、外函にはシミがありましたが書籍本体はとてもきれいで通読には問題がありませんでした。
また、月報もしっかりと揃っている状態でしたので、今回は高く評価させて頂きました
梶井基次郎は作家としての活動期間は7年ほどで、作品数は20篇と少なくそのほとんどが同人時代に発表されたものです。
30歳の頃に友人の三好達治らの協力により短篇小説『檸檬』を刊行しましたが、翌年31歳の若さで肺結核のために亡くなっています。
死後次第に作品の評価が高まり、現在では近代日本文学の代表的な一人として国語の教科書にも載るほどになっていますが、作品数が少ないため全集も比較的読みやすい分量なので、近代の日本作家の入門にはおすすめの作家かもしれませんね
今回は、この他にも全集などのシリーズ作品を多くお譲りして頂きました。
冊数が多くなりがちで本棚のスペースを埋めている全集の処分をご検討中の方は、お気軽に「みつばち書店」までご相談ください!