『本居宣長全集』を買取りしました。

千葉市稲毛区にお住まいのお客様よりご依頼を頂き、書籍の出張買取にお邪魔しました。

今回買取査定のご依頼をくださったお客様は、読書好きだったご両親が遺された蔵書を整理しようと、当店の買取査定にご依頼をくださいました。
事前のメールでのお話では、査定希望の書籍はかなりの冊数になるとのことでしたので、お客様とご相談し今回は直接ご自宅へのご訪問での出張買取というかたちで対応させて頂きました。

実際に拝見しました蔵書は、事前のお話の通りかなりの冊数で、ジャンルも多岐に渡って読まれていたのか多様な作家の作品が年代を問わずにありました。
発行から年数が経っていたこともあり状態はまちまちでしたが、比較的きれいなコンディションの書籍は高値で買取させて頂きました。

お客様からは、親の大事にしてきた本だったのでしっかりと査定して買い取ってもらえたので、みつばち書店に頼んで良かったとお喜びの声も頂けて、当店としても大量の書籍を一度にお譲りして頂け、大満足の買取査定でした

今回の買取査定でお譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介する作品は『本居宣長全集』です。

本書は、1968年から77年にかけて筑摩書房から刊行された書籍で、日本の国学者・文献学者の本居宣長の著作などをまとめた全集です。
今回は、シリーズ全20巻うち16冊をお譲りして頂きました。

残念ながら不揃いではありましたが、すべての巻がしっかりと函に入って保管されていたため書籍本体の状態は良く、また月報も付属されていたため、今回は高評価で買取させて頂きました。

作家全集などのシリーズ作品は冊数が多く本棚のスペースを取ってしまい、処分を検討する方も多く買取のご相談を多く頂きます。
ただ、有名な作家の全集となると発行部数が多く、古書市場でも在庫が余ってしまっている作品もあり、書籍の状態などによっては買取をお断りすることもあります。

ただ、今回ご紹介した『本居宣長全集』は通常の文芸作品とは異なり、国文学者であった著者の著作の他に、日記や書簡まで収録されていて、さらに作品には詳しい解題も付されている、本居宣長研究の決定版として今も根強い支持がある全集となっていて、古書市場でも一定の需要がある作品です

一般にはあまり馴染みがない本居宣長ですが、著作の『古事記伝』はのちの古代文学研究の基本書として現代でも高い評価を受けていて、本全集は古文などの日本文学に興味のある方は一読の価値がある全集なのではないでしょうか。

みつばち書店では、全集などの冊数が多い書籍もジャンルや年代を問わず買取致します。
そんな書籍の処分をご検討中の方は、年間買取実績10万冊以上の書籍の査定に絶対の自信がある当店へぜひご相談ください！