『少年倶楽部名作選』を買取しました。
買取品目 | |
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全集、小説 | |
買取方法 | 宅配買取 |
お住まい | 東京都 武蔵村山市 |
最寄り駅 | 箱根ヶ崎 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
東京都武蔵村山市にお住まいのお客様より、書籍を買取しました。
今回のお客様は、引っ越しに伴い蔵書を大量に処分する必要が出来て、段ボール箱で査定希望の書籍を送るだけの当店の宅配買取の手軽さに惹かれ、興味を持ちお問い合わせをくださったそうです。
宅配便を利用しての買取査定の場合、メールでのご相談の際に査定希望の書籍の内容や大まかな冊数、傷みや汚れなどの状態を画像付きで教えて頂きますと、買取の可否がご案内しやすいです。
今回も、事前のお問い合わせメールに画像が添付されていたので、その後のお手続きがスムーズに進めることが出来ました
当店へ送って頂いた書籍は、日本の人気作家の作品が多く、全集などのセットの書籍は全巻揃って月報などの付属品もきれいに残っている状態の良いものばかりでしたので、今回は高評価で買取させて頂きました。
そんな、今回お譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介する作品は『少年倶楽部名作選 3巻セット』です。
こちらの作品は、1966年に講談社から刊行された全集で、講談社の前身である大日本雄弁会が戦前から戦後にかけて刊行していた小中学生向けの月刊誌『少年倶楽部』に収録されていた小説作品がまとめられています。
今回は、長中編小説が収録されている1・2巻と、短編と詩が収録された3巻の計3冊をセットでお譲りして頂きました。
『少年倶楽部』は、1914年に創刊し、講談社社長の野間清治の「雑誌は活字で売るものだから、良い読み物を書く作家を捜せ」というアドバイスで、当時一流作家だった吉川英治、高垣眸、大佛次郎などが少年向けの長編作品を発表していたことから人気となり、多くの読者を獲得しました。
戦中は軍の検閲を受け、紙の節約をしながらも発行して、戦後も『少年クラブ』に誌名を変更して刊行が続きましたが、その後の漫画ブームに飲み込まれるように、同社発行の『少年マガジン』に合併という形で1962年に終刊となりその歴史に幕を閉じました。
講談社の創立者だった野間清治は教師の出で、当時の禁欲的な学校教育への批判を込めて、「面白くて為になる」子どものための雑誌という狙いから『少年倶楽部』を創刊したという歴史があり、同誌は大衆児童文学というジャンルを完成させたことも今日では評価されています
書かれた時代が戦前の作品もあるので、古臭さや時代錯誤感は否めませんが、その分当時の雰囲気を楽しめる全集なのではないでしょうか
みつばち書店では、全集などの冊数が多い書籍もジャンルや年代を問わず買取致します。
そんな書籍の処分をご検討中の方は、年間買取実績10万冊以上で書籍の査定に絶対の自信がある当店へぜひご相談ください!