『ザ・ムーン 全6巻』をセットで買取しました。

神奈川県座間市にお住まいのお客様から、書籍を買い取りしました。

今回買取査定のご依頼をくださったお客様は、学生のころから買い集めてきたコミック本をまとめて処分したいと、当店へお問い合わせをくださいました。
50年ほどかけて集めてきた大量のコミック本とのことで、今回はメールに添付されていた書籍の画像で事前に内容の確認をした上で、宅配便を利用しての査定でご対応させて頂きました(*´ω`*)

送って頂きましたコミック本は、昭和年代に発行された少年向け作品が中心で、アニメ化などもされている有名作から、少しマイナーな作品まで幅広くありました。
発行から年数が経っている本ばかりでしたので、経年の焼けやシミなどの傷みはありましたが通読には問題なく、また今回は一度に大量の買取のご依頼だったこともあり、高評価でお引取り致しました(๑•̀᎑<๑)و

そんな、今回お譲りして頂きましたコミックの中から、ご紹介する作品は『ザ・ムーン』です。

本作は、ジョージ秋山が『週刊少年サンデー』にて1972年から73年にかけて連載した作品で、1975年にサンコミックから単行本化されたものです。
今回は、全6巻をセットでお譲りして頂きました。

ジョージ秋山は、文学性、哲学性、宗教性を含んだ漫画作品を多く発表し、ときにはその過激な描写が問題視されることもあり、それらの独特の世界観の作品から異端の天才漫画家とも評されています。

本作『ザ・ムーン』は、前述のとおり『週刊少年サンデー』で連載された少年向けの作品で、「ザ・ムーン」という巨大ロボットを操る少年たちが日本を襲う数多くの敵と戦うという王道の設定ですが、そこはやはりジョージ秋山、そんな単純なストーリーではありません(´^｀).｡oஇ

そもそも、巨大ロボット「ザ・ムーン」は、9人の少年少女たちの心がひとつになったときにしか操作出来ないというかなり変わった仕様で、敵として登場するキャラクター達もどこか同情できるところがあり「正義とは何か？」を読者に問い掛けるような内容と、当時読んでいた子どもたちに絶望を与えたとも言われる衝撃のラストなど、少年誌で連載された作品とは思えない作品となっています|◉ω◉｀)

ジョージ秋山の作品の中でも、他の有名作品に比べると少しマイナーで、知る人ぞ知る名作という扱いですが、現代社会にも通じるどこか示唆に富んだ内容は一読の価値があり、刺さる人にはとことん刺さる内容の漫画ですφ ( •̀ᴗ•́๑)

この他にも今回は貴重なコミック本を何作品も一度に大量にお譲りして頂け、大変ありがたい買取査定でした。
この度は、みつばち書店の買取査定をご利用して頂きありがとうございました(人•ᴗ•♡)