『中井英夫作品集』をまとめて買取しました。
買取品目 | |
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小説、全集 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 茨城県 河内町 |
最寄り駅 | 滑河 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
茨城県河内町にお住まいのお客様より、書籍を買取しました。
今回ご依頼をくださったお客様は、ご自宅の読まずにいる書籍の処分をしたいと、当店へお問い合わせをくださいました。
お問い合わせのメールには、お引取りを希望の書籍は国内の作家の全集など、複数巻からなるシリーズ作品がいくつかあるとのことで、だいぶ冊数が多くなることが予想されましたので、今回はお客様のご自宅へお邪魔して査定を行わせて頂きましたε=┌(;•_•)┘
ご自宅で拝見しました蔵書は、事前のお話のとおり作家全集や文学全集などセットの作品が中心で、日本の作家の作品がジャンルや年代を問わず大量にありました。
ほぼ全ての作品が全巻しっかりと揃っていて、発行から年数が経っている一部を除き比較的きれいな状態でしたので、高評価で買取させて頂きました(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
その中から、今回ご紹介する作品は『中井英夫作品集』です。
こちらの作品集は、1986年から89年にかけて三一書房から刊行された、日本の小説家・中井英夫の作品集です。
今回は、全10巻と別巻の計11冊をセットでお譲りして頂きました。
月報付属の巻には、月報がしっかりと付いていたこともあり、高評価で買取させて頂きました(๑•̀᎑<๑)و
中井英夫は、1964年に塔晶生(とうあきお)名義で発表した推理小説『虚無への供物』が代表作とされ、同作は「日本探偵小説史上の三大奇書」と称され、推理小説好きにカルト的な人気を誇っています。
他の三大奇書、夢野久作『ドグラ・マグラ(1935)』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件(1935)』に比べると、比較的新しい作品で文章も読みやすいので、推理小説好きな方なら一度は挑戦する名作です(それでもかなり読み手を選ぶ作品ですが(´ㅂ`; ))
ただ、中井英夫は推理小説だけでなく、薔薇や黒鳥を基調とした幻想小説も数多く発表していて、むしろ虚実を織り交ぜた幻想的な短編小説の方が作品数は多いです((¯ω¯*))
本全集は、そんな中井英夫の作品群をテーマ別に構成して収録していて、著者自らの厳しい選択と校定を経た自選作品も収める決定版となっています。
『虚無への供物』がどうしても先行しがちですが、中井英夫の真骨頂とも言える幻想小説も楽しめる本全集は、ファンなら一読の価値がある内容なのではないでしょうか( • ̀ω•́ )✧
今回は、この他にも作家全集や文学全集を大量にお譲りして頂きました。
みつばち書店の買取査定をご利用して頂き、ありがとうございました₍₍ ू(ᴗ̤ .̮ ᴗ̤ ू̀ )₎₎ෆ