『増補版 日本映画史 全4巻セット』を買取しました。

茨城県阿見町にお住まいのお客様より、書籍を買取しました。

今回のお客様は、お手元の書籍が増えすぎて本棚のスペースがなくなってしまったので、蔵書数を減らすため買取をお願いしたいと当店へお問い合わせを下さいました。
書籍の買取のご依頼でしたが、他のものも買い取ってもらえれば引き取って欲しいとのご要望を頂きましたので、今回はご自宅へ訪問して査定をさせて頂きました

査定しました蔵書は、小説などの文芸作品を中心に国内外の作家の作品がジャンルを問わずあり、お客様の本好きがよくわかる内容でした。
当初は古書店への持ち込みを考えていたけど、冊数が多すぎて困っていたので直接引き取りに来てもらえてとても助かった、と喜んで頂けました！

この度は、みつばち書店をご利用して頂き、ありがとうございました

今回は文芸作品以外の書籍もいくつかお譲りして頂きましたが、その中から今回ご紹介したい作品は『増補版 日本映画史』です。

こちらの書籍は、2006年に岩波書店より刊行された書籍で、元々1995年に刊行され高い評価を受けた『日本映画史』の増補版です。

今回は、全4巻揃っていて、全巻初版のものをお譲りして頂きました

前述のとおり、本書の元版は1995年に刊行され、独自の社会史、大衆文化論に基づき書かれた初めての日本映画通史として、毎日出版文化賞、芸術選奨文部大臣賞、スポニチ文化芸術大賞を受賞するなど、高い評価を受けました。

増補版の本書は、元版刊行10年を経て、この間に発見された映画や元版時の史料不足を補ったほか、1995年から2005年までの記述も書き足されています。

1896年から2005年まで年代を追って日本の映画史を解説していて、活動写真からトーキー、戦中から戦後の黄金期、昭和期の観客激減などの歴史のほか、第4巻の作品目録や詳細な年表など、日本における映画の歴史を知ることが出来る内容となっています

映画好きな方はもちろん楽しめる作品ですが、日本の大衆文化に関する貴重な史料として一面もあり、単純に映画全盛期の映画人たちの描写だけ読んでもかなり面白く、日本映画をあまり知らない方こそ一読の価値がある作品なのではないでしょうか。

みつばち書店では、どんなジャンルの書籍でも丁寧に査定して買取対応しております。
身の回りの整理のための大量買取も大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせ下さい