『牧野日本植物図鑑』をお譲りして頂きました。

茨城県利根町にお住まいのお客様のご自宅へ、書籍の出張買取にお邪魔しました。

今回買取査定のご依頼をくださいましたお客様は、ご自宅のリフォームをした際にまとめた読んでいない書籍の買取をお願いしたいと、当店へお問い合わせをくださいました。
ご自身で収集された書籍の他にも、亡くなられたご両親が遺された書籍もかなりの冊数あるとのことで、今回はご自宅にお邪魔して査定作業を行わせて頂きました=͟͟͞͞(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

実際に拝見しました蔵書は、小説などの文芸作品だけでなく、図鑑や事典など専門性の高い作品も含まれていました。
発行から年数が経っていたことから、多少の経年の傷みはありましたがどれも通読に支障はありませんでしたので、すべて買取・お引き取りさせて頂きました(>᎑<`๑)♡

この度は、みつばち書店の出張買取をご利用して頂きありがとうございました！

今回買受けしました書籍の中から、ご紹介する一冊は『牧野日本植物図鑑』です。

こちらの作品は、昭和15年に北隆館より刊行された植物図鑑で、著者は「日本の植物学の父」と評される牧野富太郎です。

今回は、昭和26年に発行された改訂版（10版）をお譲りして頂きました。

牧野富太郎は、昨年2023年に放送されたNHK朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルとされたことで話題となりましたが、こちらの図鑑は牧野博士の研究の集大成となる作品で、刊行された昭和15年（1940年）は牧野博士は78歳でした(( ˘ω ˘ *))

この『牧野日本植物図鑑』でその名声を決定的なものとして、それまでもたくさんの植物学者がいた中で、牧野富太郎がこれほどに有名な植物学者となった要因とも言われていて、驚くことに現在でも版を重ねる現役の図鑑として今なお多くの方に読みつがれていますΣ(๑°ㅁ°๑)

牧野富太郎の描いた手書きの植物図は、その緻密性から高い評価を受けていて、「牧野式」と呼ばれる植物図は研究者だけでなく、画家にも影響を与えているそうです。
この図鑑は、カラーで精密に描かれた植物のイラストを眺めているだけでも十分楽しめるので、画集のような感覚で読んでみるのも面白い一冊となっています«٩(*´ ꒳ `*)۶»

みつばち書店では、図鑑や事典のような書籍の買取のご相談も大歓迎です。
改訂版や増補版など、版によって買取可否・買取金額が異なってきますので、詳しいご案内をご希望であればお気軽にお問い合わせください(* ᴗ ᴗ)⁾⁾