少年向け雑誌『少年世界』をお譲りして頂きました。

千葉県いすみ市のお客様のご自宅へ、書籍の出張買取にお邪魔しました。

今回買取査定のご依頼をくださいましたお客様は、年末の大掃除の事前準備のため、身の回りの不用品を減らしたく、中でも量の多い書籍の引き取りをお願いしたいと、当店へご相談をくださいました。
大掃除の予定から早めに片付けたいとご希望を頂きましたので、今回は直接お客様宅へお引き取りにお邪魔しました(´｡•◡•｡)ﾉ

買取を希望の書籍は、小説などの文芸作品の単行本や文庫本が中心でしたが、捨てる予定でまとめていたという雑誌もあり、可能であれば一緒に買い取って欲しいとのことでしたので、併せて査定を行いました。

発行から年数が経っている書籍が多かったため、一部の傷みが強い書籍に関してはご了承を頂いたうえで無料でのお引き取りとなってしまいましたが、全体的に状態は良好でしたので、ほぼお値段をお付けする事ができました(>᎑<`๑)♡

中には、戦前に発行された希少な書籍も何冊か含まれていて、歴史を感じられる蔵書でした。

画像の書籍はその中の一部で、雑誌『少年世界』です。
こちらの雑誌は、少年読者を対象とした総合雑誌で、明治28年（1895年）から昭和8年（1933年）ごろにかけて博文館が出版していた雑誌です。
今回は、明治30年代、大正元年、昭和5年発行の計7冊をお譲りして頂きました。

『少年世界』は、日本児童文学の先駆者と評される巖谷小波が編集長を務め、門下の新進作家が書いた小説作品のほかに、科学・遊戯・学校案内・時事・投書欄など誌面は多岐に渡り、明治期を代表する児童雑誌にふさわしく年代・性別を問わず人気となりました。

後に創刊された『日本少年』や『少年倶楽部』などの登場により衰退し、1933年ごろに終刊となっていますが、掲載された御伽噺は日本の児童文学の歴史を伺うことが出来る貴重な資料といえる雑誌です(( ˘ω ˘ *))

古い雑誌のためページの欠落はありましたが、その希少性を考慮して今回は買取させて頂きました。
こんな貴重な雑誌をお譲りして頂けて、大変有り難かったです‬( ᴗ̤ .̮ ᴗ̤人)

みつばち書店では、発行からの年数を問わずどんな書籍でも買取対応しております。
バーコードが無い書籍でも問題なく査定させて頂きますので、古い本だからと諦めてしまう前にぜひ当店までご相談ください(๑•̀ㅂ•́)و