『植物化石図譜』をお譲りして頂きました。

東京都千代田区にお住まいのお客様より、書籍をお譲りして頂きました。

今回の買取査定のご依頼者様は、数年前から空き家になっているご実家の売却の準備を進めていて、ご実家に保管されている書籍の処分に、当店の買取査定をご利用してくださいました。

以前お住まいになられていたご両親はともに読書がお好きだったそうで、あらゆるジャンルの書籍があるため、分野を問わずに買取対応している業者を探していたところ、当店を見つけてお問い合わせをくださったそうです( ´ᵕ`* )‪‪❤︎

ご実家はお住まいと離れていて、立会のご予定を合わせるのが難しいとのことで、今回は宅配便を利用して書籍を送って頂き、査定作業を行わせて頂きました。

送って頂きました書籍は、発行から年数が経っていて現在では絶版になっている希少な作品がいくつも含まれていて、状態も比較的綺麗だったため高評価でお引き取りさせて頂きました(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)

この度は、貴重な書籍の売却先に当店をお選び頂いて、ありがとうございました！

今回お譲りして頂いた書籍の中から、私が注目したご紹介したい一冊は『植物化石図譜』です。

こちらの書籍は、昭和41年（1966年）に朝倉書店より刊行された植物化石の図版をまとめた書籍です。

今回は、昭和46年（1971年）に発行された再版のものをお譲りして頂きました。

本書は、先カンブリア紀から洪積世（現在では更新世が一般的）までの各地質時代の植物化石を、時代ごとに分類して図版を用いて解説しています。
著者である遠藤隆次は大正から昭和にかけて活動した古生物学者で、植物の化石を通じて、その種属・分布・進化から、古代の気候の変動なども詳述されていています(๑òωó)っ✎⁾⁾

化石というと、恐竜や貝などの生き物のイメージが強いですが、植物の化石は発掘された地層からその地域の過去の植生を調べ、気候変動などを研究するための手がかりとするなど、貴重な資料として様々な研究者から注目されているそうです。

そもそも、植物は動物の骨や貝などに比べると腐って分解されやすいため、化石として残ることは難しいそうです。
骨などに比べると元々数が多いこともありますが、それでもいくつもの条件が積み重なって何千万年何億年の時をかけて化石となり、それが現代の私達に様々な情報を与えてくれるなんて考えると、ロマンを感じてしまいますね(๑✪ω✪๑)

みつばち書店では、専門的な内容の書籍の売却のご相談も大歓迎です。
希少な書籍の次の読者探しのお手伝いは、ぜひ当店にお任せください୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧

【東京都 千代田区 霞ヶ関】