『王義之書蹟大系』を買取りしました。

東京都北区にお住まいのお客様より、書籍を買取り致しました。

今回ご依頼をくださったお客様は、お祖父様が遺された遺品の片付けを行っていて、書籍の売却先に当店をお選びくださいました。
売却を予定している書籍は、文芸作品と芸術関連の書籍とのことで、冊数なども考慮して今回は宅配便を利用して買取査定させて頂きました୧(๑•̀⌄•́๑)૭✧

お祖父様は趣味で書道をされていたそうで、送って頂いた書籍は書道に関係する作品が目立っていました。

その中から今回注目したひとつが、画像の『王義之書蹟大系』です。
こちらの書籍は、中国の書家・王羲之の書をまとめた作品集で、今回は本巻全14冊をセットでお譲りして頂きました。

和綴じの書籍で、一部の巻に表紙の折れや綴じ糸のほつれが見られましたが、本文の通読に支障が無かったため、問題なく買取対応させて頂きました( *´∀` )b

王羲之は、東晋時代（4世紀前半）に活躍した書家で、当時貴族たちの間で徐々に広まりつつあった楷書・行書・草書などの新しい書体を用いた書を多く残し、現代では「書聖」と呼ばれています。

後の時代の書家は、ほぼ全員が王羲之をお手本としたとも言われるほど後世に多大な影響を与え、中国のみならず日本でも書道を嗜む方であれば知らない人はまずいないほどの重要人物です。

本書は、そんな王羲之の書をまとめた作品で、書道愛好家から需要が高いことも評価して買取させて頂きました。

この書籍に限らず、書道に関連する書籍は中古市場で一定の需要があり、内容も時代に左右されにくいので発行からの年数もあまり関係なく、古い作品でも買取が可能な場合が多いのが特徴です。
本の性質上、お手本として使用した際の墨汚れが付く場合も多いですが、それでも多少減額することはあっても買取可能な場合がほとんどです(๑•̀᎑<๑)و

また、当店では書籍だけでなく硯や墨などの書道具の買い取りにも対応しておりますので、少しでもご興味があればお気軽にご相談ください。

【東京都 北区】