『カフカ小説全集』をお譲りして頂きました。

茨城県河内町にお住まいのお客様よりご依頼頂き、書籍の出張買取にお邪魔しました。

今回ご依頼をくださったお客様は、ご自宅に保管している読んでいない書籍をまとめて引き取って欲しいと、当店へお問い合わせを下さいました。
当初はご自宅近くのリサイクル店への持ち込みを考えたそうですが、あまりにも冊数が多く運ぶのに一苦労で悩んでいたときに当店の出張買取を見つけて、興味を持ちご連絡をくださったそうです(*^ω^*)

メールのお話では、本棚の他に段ボール箱に詰めて保管している本もあり、お客様ご自身も正確な冊数が把握出来ていないとのことでしたので、今回は梱包材の数をいつもより多めに用意してお邪魔させて頂きました٩(๑•̀ω•́๑)۶

実際に拝見しました書籍は、文芸作品の単行本が中心で、海外の作家の翻訳作品なども含めて幅広いジャンルの書籍が年代を問わず大量にありました。
発行から年数が経っている作品が多く、多少の経年劣化は見られましたが通読には支障が無かったので、ほとんどの書籍を買取対応することが出来ました(๑•̀᎑<๑)و

お客様からは、「自分で運ぶのが難しくずっと悩んでいた書籍がすっきりして本当に助かった」ととても喜んで頂けて、お力になることが出来て嬉しかったです。
この度は、当店の出張買取をご利用してくださり、ありがとうございました！

今回お譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介したい作品は『カフカ小説全集』です。

こちらの書籍は、2000年から2002年にかけて白水社より刊行された、チェコ出身の小説家・カフカの著作をまとめた全集です。

今回は、全6巻をまとめてお譲りして頂けたため、高評価で買取させて頂きました(｡•̀ω-)b

フランツ・カフカは、人間存在の不条理を主題とするシュールレアリスム風の作品を発表し、現代実存主義文学の先駆者として知られています。
病で若くして亡くなったことから未完の作品が多い中、遺された作品が死後注目され、現在では20世紀文学を代表する作家の一人と評されています。

日本でも人気が高く、戦前から何度か翻訳されてきましたが、この白水社版の全集はカフカの草稿に忠実な手稿版全集を底本として初めて翻訳されたことで話題となった全集です。
また、翻訳を務めた池内紀はカフカに関する著書を多く刊行していて、原書との違いに馴染めなかった自身の経験を活かした訳は評価が高く、日本でのカフカ人気の一因とも言われています。

カフカを読んでみたいと思う方の候補として優秀な全集で、古書市場でも人気のためお譲りして頂けて、大変ありがたかったです( ´ᵕ`* )‪‪❤︎

みつばち書店では、自分では手に負えなくなってしまった、などの書籍の買取のご相談も大歓迎です。
本棚に入れたままはもちろん、段ボール箱に詰められている状態などでも問題なく査定致しますので、ご興味があればお気軽にお問い合わせください(*・ᴗ・*)ゞ

【茨城県 河内町】