『グリム ドイツ伝説集』を買取りしました。

千葉県千葉市にお住まいのお客様よりご依頼頂き、書籍の出張買取にお邪魔しました。

今回お問い合わせをくださったお客様は、ご自宅の本棚のスペースが少なくなり、読んでいない作品を少し減らしたいので買取りをお願いしたいと、当店へご相談をくださいました。

お客様からのご希望で、今回はご自宅へ査定にお邪魔させて頂きましたが、お客様はご家族揃って読書好きで、それぞれ違うジャンルの作品が好みだそうで、幅広い内容の蔵書でした( ︶ω︶)

冊数も多めだったことから、運び出しなども含めてお時間を頂いてしまいましたが、提示させて頂いた買取金額に満足して頂けて、頼んで良かったと嬉しいお言葉も頂戴することが出来ました(>ω<)

この度は、みつばち書店の出張買取のご利用、ありがとうございました！

今回買取りしました書籍の中から、ご紹介したい作品は『グリム ドイツ伝説集 上下巻セット』です。

こちらの作品は、1987年・90年に人文書院から刊行された書籍で、グリム兄弟が編纂したドイツの伝説をまとめた作品集です。

グリム兄弟といえば、ドイツの昔話（メルヒェン）をまとめた『グリム童話』が有名ですが、そちらと平行して蒐集していたドイツの伝説集は、貴重な歴史的資料としての価値も評価されています。
本書では、上巻で主に地名に関する伝説を、下巻では歴史的事件にまつわる伝説をそれぞれ収録していて、魔女や妖精、竜、人狼、滅んだ城など、多種多様な伝説が散りばめられていて、有名なものでは「ハーメルンの子供たち（ハーメルンの笛吹き男）」が収録されています。

怪異譚、ダークファンタジーの要素も見出すことが出来る話も数多く収録されていて、読み物として多少手が加えられている童話集と違い原話に忠実なため、話によっては３行ほどの短い作品もありますが、その分印象的で余韻が強いところも魅力です( ˘ω˘ ).｡oO

物語が採取された土地を示すドイツの地図も収録されているため、ドイツの地理に馴染が無い日本人でも地理的・歴史的背景がわかりやすい配慮がされているので、民話や伝承に興味があればぜひ一度読んでみて欲しい作品集です(^^)

みつばち書店では、あらゆるジャンルの文芸作品の買取りに対応しております。
「本が増えすぎてしまいどうしようもない」など、お困りの方は当店までお気軽にご相談ください(　･`ω･´)

【千葉県 千葉市】