村上　春樹 作品買取

1949年（昭和24年）1月12日ー　　京都府京都市出身
小説家・翻訳家

日本のみならず国外でも高い人気の、日本を代表する現代日本作家の一人です。

1949年に京都府京都市に生まれた春樹は、国語教師で本好きの両親の影響で、読書家に育ちました。
10代の頃は、親の購読していた河出書房の『世界文学全集』、中央公論社の『世界の文学』などで欧米の翻訳文学に親しみ、また中央公論社の『世界の歴史』を繰り返し読むなどして過ごしました。

1968年に一浪の末に早稲田大学第一文学部に入学し、映画演劇学科に進みます。
在学中は大学の演劇博物館で映画脚本を読みふけり、脚本家を目指しシナリオの執筆などをしていましたが、大学へはほとんど行かずに、レコード屋のアルバイトをしながらジャズ喫茶に入り浸る生活を送ります。

1971年に学生結婚し、夫婦でアルバイトをして貯めたお金を開業資金にして、大学在学中の1974年にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を開業しました。
大学卒業後、店の近くにあった神宮球場で野球を観戦中に小説を書くことを思い立ち、店の経営の傍ら、毎晩キッチンテーブルで作品を書き続けます。

そして、1979年に『群像』に応募した『風の歌を聴け』が第22回群像新人文学賞を受賞し、作家デビューを果たし、アメリカ文学の影響を受けた清新な文体で注目を集めます。

1981年に専業作家になる決意をして、経営していた店を人に譲ります。その年、初の翻訳書の『マイ・ロスト・シティー フィッツジェラルド作品集』を刊行し、翌年に本格長編小説『羊をめぐる冒険』を発表し、第4回野間文芸新人賞を受賞します。
1985年には、長編『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が、第21回谷崎潤一郎賞を受賞します。

1987年に「100パーセントの恋愛小説」と銘打った『ノルウェイの森』が大ベストセラーになり村上春樹ブームが起き国民的支持を集めると、1989年に『羊をめぐる冒険』が英訳されるなど国際的な作家となっていきます。
日本国外での人気は高く、現代アメリカでも大きな影響力を持つ作家の一人と評されています。

その後も、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』などの話題作発表し続け、国際的評価も高まり、2006年にフランツ・カフカ賞など国際的な文学賞を受賞し、以降ノーベル文学賞の有力候補とみなされます。

また、デビュー以来、翻訳も精力的に行い、スコット・フィッツジェラルド、レイモンド・チャンドラーなど多数の作家の作品を訳して、日本に紹介もしています。

代表作に『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』など

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