志賀 直哉 作品買取

志賀直哉作品の買取を強化中!
志賀直哉のプロフィールや代表作品、買取参考価格や買取事例を紹介しています。

プロフィール紹介

生年月日:1883年(明治16年)2月20日

出身地:宮城県

1883年(明治16年)2月20日ー1971年(昭和46年)10月21日 宮城県出身
小説家

明治から昭和にかけて活躍し、「小説の神様」と呼ばれ、簡潔で的確な描写力と澄明で品格のある文体は、多くの日本人後進作家に多大な影響を与えました。

志賀直哉は、1883年に宮城県石巻町に父・志賀直温と母・銀の次男として生まれました。父の直温は当時銀行に勤め、実業家として明治期の財界の重要人物でした。

2歳の時に、父が銀行を辞め上京し、祖父宅に住み始めます。当時父母は健在でしたが、直哉が生まれる前に兄が夭折したことがきっかけとなり、幼少期は祖父母の手で育ちました。
直哉の正義感、潔癖な倫理観は、祖父の影響によるところが大きいと言われています。

12歳の頃に実母の銀が病死し、祖母の留女が母代わりとなり、毎晩祖母に抱かれて眠るなど祖父母から溺愛されて育ちます。こうした祖父母との濃密な関係が、後に父との不仲の一因となり距離を広げることになりました。

1895年に、学習院中等科に入学すると、友人らと会を結成し、その会誌『倹遊会雑誌』を発行し、和歌などを発表するようになります。これが直哉にとって初めての文筆活動となりますが、この頃はまだ小説家志望ではなく、海軍軍人や実業家を志していました。

また中等科在籍中に、志賀家の書生の勧めによりキリスト教思想家の内村鑑三の講演を聴き、以降七年間内村に師事します。
キリスト教の空気の中で「正しきものに憧れ、不正虚偽を憎む気持」、潔癖主義が育てられていきました。
その内村の演説で足尾銅山鉱毒事件の批判を聴き衝撃を受け、現地の視察を計画しましたが、祖父が足尾銅山の開発に携わっていたとの理由から、計画を父に反対され激しく衝突し、長年の不和のきっかけとなります。

中等科時代はあまり真面目な学生とは言えず二回の落第をしていますが、その結果で2歳下の武者小路実篤、木下利玄、正親町公和らと同級となり、後の文学仲間として親交を深めました。

高等科に進学すると、直哉は女義太夫に熱中し、公演を見て感動しそれがきっかけとなり小説家になる意思を固めます。
1906年に東京帝国大学英文科に入学後、夏目漱石の講義には興味を持ったものの、他の授業にはほとんど出席せずに、友人らと文学読み合わせ会「十四日会」を開き、同人誌を発行し、祖母との関係を描いた『或る朝』など数点の作品を発表しました。
1910年には大学を中退し、学習院卒業生の武者小路実篤らと雑誌『白樺』を創刊し、白樺派と呼ばれます。
白樺派の、人間の個性を尊重し、人々に希望を与えるその文学は大正期の文壇の主流となっていきます。

しかし、そんな直哉の文学活動に否定的であった父と、元々足尾銅山事件から良好ではなかった関係が、直哉の結婚問題や大学中退などでさらに悪化し、家を出て広島県の尾道に居を構えます。
父との相克を創作エネルギーとして、女中との恋愛を描いた『大津順吉』や、父との不和を題材にした『時任謙作』などを執筆します。

その後、様々な地を転々としながら執筆活動を続けますが、1917年に次女の誕生をきっかけに父との和解が成立し、この喜びを中編小説『和解』として発表しました。

父との和解や心境の変化から、直哉の創作エネルギーは調和的なものへ変わっていき、その中で未完だった『時任謙作』に虚構の設定を加えて『暗夜行路』の執筆に取り掛かりました。『暗夜行路』は、自我貫徹に苦しむ主人公が、自然との調和を背景に他者との融合へ向かう魂の遍歴を描いた、彼の文学の総決算といえる作品となりました。

1949年には文化勲章を授賞するなどし、後年は「小説の神様」と呼ばれ文壇の大御所として君臨し、1969年に随筆『ナイルの水の一滴』を最後の作家活動として、1971年10月21日、肺炎と老衰により死去しました。 88歳没

「写実の名手」であり、正確に捉えた対象を簡潔な言葉で表現した無駄を省いた文章は、文体の理想のひとつとみなされ高い評価を得ていて、直哉の作品は文章錬磨のための模写の題材にされるなど、死後も強い影響力を残し続けています。

代表作に『城の崎にて』『和解』『暗夜行路』など

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