谷川　俊太郎 作品買取

1931年（昭和6年）12月15日ー2024年（令和6年）11月13日　東京都出身
詩人・翻訳家・絵本作家・脚本家

鋭い感性から生まれる表現やテンポの良い言葉遊びが特徴の親しみやすい詩で知られる、昭和から令和まで活躍した日本を代表する詩人です。

谷川俊太郎は、1931年に高名な哲学者で法政大学総長を務めていた父・谷川徹三とピアニストの母・多喜子の間に生まれました。

中学校時代に、友人で後に児童文学作家になった北川幸比古との交流をきっかけに詩に親しむようになります。
その後、学校嫌いが激しくなり学校へ行かなくなり、音楽を聴いたり読書をしたり、詩作をするなどする生活を送るようになります。

1950年に定時制高校を卒業すると、それまで書き溜めていた詩を父から褒められ、父の知り合いの三好達治に詩を紹介され、雑誌『文芸界』に詩『ネロ他五編』が掲載されます。

1952年には、処女詩集『二十億光年の孤独』を刊行し、青春の生命観と宇宙的想像力に基づく孤独感とを清新に表現した、新しい叙事詩として注目されました。

その後も、時事風刺詩、ことばあそびうたなど様々な試みで「ことば」の探求を続け、現代詩の先端を歩み続けています。

「ことば」そのものの生命を信じる創作姿勢は、自己表現を詩作のみでなく、舞台や映画の脚本、童謡や童話など多方面にわたる文芸領域で表現しています。

また、翻訳家としても活動し、チャールズ・M・シュルツによる漫画『ピーナッツ』の翻訳は特に有名で、2020年には未訳だった作品の翻訳に挑戦し、約50年かけて全作品の翻訳を担当しています。

2020年（令和2年）7月には、88歳で米寿を迎えたことに掛けて詩集『ベージュ』を刊行するなど旺盛に活動を続けていましたが、2024年11月13日に老衰のため都内の病院で亡くなりました。92歳でした。

代表作に『二十億光年の孤独』『六十二のソネット』『世界へ！』など

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