あだち　充 作品買取

1951年（昭和26年）2月9日ー　群馬県出身
漫画家

『タッチ』をはじめ、『H2』や『クロスゲーム』など多くの人気野球漫画を手掛け、作品はアニメ化・実写ドラマ化もされている日本の漫画家です。

あだち充は、1951年に群馬県伊勢崎市に生まれました。
三男一女の末っ子で、のちに同じく漫画家となる兄・あだち勉から強い影響を受けて育ちました。

少年時代は、勉と一緒に貸本漫画の読者投稿コーナーの常連で、勉は高校生で貸本漫画家としてデビューして原稿料を得ていて、充も手伝いをしていたことから貸本漫画業界では「群馬の天才兄弟」と呼ばれ有名でした。

その後は、絵を仕事にすることを希望し、地元で一番商業美術に力を入れていた群馬県立前橋商業高等学校に入学し、商業美術部に入部します。
高校在学中に、漫画雑誌『COM』の新人賞で『虫と少年』が佳作2位に選ばれ、以後は新人投稿ページに作品が掲載されるようになりました。

学生時代から新人賞に選ばれるなど才能を認められていましたが、両親からは安定した職業に就くように勧められていてプロの漫画家になることに躊躇があった充ですが、先に上京していた兄の勉が弟の才能を見抜き、反対する両親を説得し充を上京させました。

東京では、勉の紹介で永島慎二のアシスタントになる予定でしたが、永島慎二が突然渡米してしまったため、『COM』のツテで石井いさみのアシスタントに就職します。
一時帰郷し高校を卒業した翌年の1970年には、『デラックス少年サンデー』で原作付きの『消えた爆音』でデビューし、以後は佐々木守、やまさき十三などの漫画原作者と組んだ、当時流行していた劇画調の少年漫画を執筆しました。

石井プロで２年間勤務したのちに独立しましたが、その後はヒットに恵まれず、幼年誌のコミカライズや少女誌などで活動し、このころから劇画調の作風に見切りをつけ、ソフトタッチな作風に変化していきます。

1978年には再び少年誌に活動の場を移し、『週刊少年サンデー増刊号』にて高校野球を題材にした『ナイン』を連載し、原作なしのオリジナル作品として初めての本格連載だった本作は、従来のスポーツ漫画のような熱血スポ根ものではなく、青春ラブコメ要素を前面に押し出した斬新さから男女を問わず人気となり高い評価を得ました。

1980年からは『少年ビッグコミック』で『みゆき』を、1981年には『週刊少年サンデー』にて『タッチ』を連載すると、共にアニメ化などされる大ヒットとなり、ラブコメ漫画の代表的作家として『週刊少年サンデー』の人気を牽引し、また上記２作で第28回小学館漫画賞少年少女部門を受賞し、人気漫画家としての地位を確立しました。

以降も、『週刊少年サンデー』で野球漫画を中心に作品を発表し、2009年には『クロスゲーム』で第54回小学館漫画賞少年向け部門を受賞しました。

2012年からは『ゲッサン』にて、『タッチ』から約30年後の明青学園を舞台にした『MIX』の連載を開始するなど、今なお旺盛に活動を続けています。

代表作に『みゆき』『タッチ』『H2』など

あだち充に関する物なら何でもご相談下さい。
珍しい物は高額にて評価致しますので、お気軽にご相談下さい。