三浦　建太郎 作品買取

1966年（昭和41年）7月11日ー2021年（令和3年）5月6日　千葉県出身
漫画家

細部まで書き込まれた圧倒的な画力、壮大なストーリーのダークファンタジー作品『ベルセルク』で国内外に熱狂的なファンを持つ日本の漫画家です。

三浦建太郎は、1966年7月11日に千葉県で生まれました。

両親は武蔵野美術大学出身で、父親はCMの絵コンテを描く仕事、母親は絵の教室の先生で、子どもの頃から絵画教室の端っこでお絵描きをしていて、そのうちに漫画家を志すようになり、小学校低学年の頃には漫画を描き始めました。

高校は美術学科のある学校に進学し、同級生にはのちに同じく漫画家となる森恒二と技来静也がいて、森とは高校時代に合作で漫画を描いていて、『週刊少年サンデー』の最終選考まで残っています。

日本大学藝術学部美術学科に入学後、1985年に少年マガジン第34回新人漫画賞入選作の『再び』が『週刊少年マガジン』に掲載され、商業誌デビューを果たします。

1989年に大学を卒業後、本格的に漫画家としての活動を開始し、同年に『月刊アニマルハウス』にて『ベルセルク』の連載を開始します。

『ベルセルク』は、中世ヨーロッパを下地にした「剣と魔法の世界」を舞台にしたダークファンタジー作品で、身の丈を超える巨大な剣を携える剣士・ガッツを主人公に、壮大なストーリーと圧倒的な画力で人気となり、国内のみでなく海外でも単行本が出版されていて、世界中に熱狂的なファンを生みました。

1992年以降は、『ベルセルク』を『ヤングアニマル』にて20年以上に渡り不定期連載していましたが、休載することも多く、物語完結の見通しはたっておらず、三浦自身も「死ぬまでに頭の中の全てを出せるのか」と語っていました。

休載期間中も原稿を描き続け、過労になるほど作業を続けていましたが、自身の体調に関する不安を度々語っていて、その危惧が現実となり、2021年5月6日に急性大動脈解離のため54歳で亡くなりました。

未完となった『ベルセルク』は、生前に三浦より完結までの全てのストーリーを聞かされていた唯一の人物である親友の森恒二の監修のもと、三浦の弟子が所属しているスタジオ我画が作画を行い、2022年6月より連載が再開されています。

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